投稿

4月, 2024の投稿を表示しています

世間の常なきことは知るらむを 大伴家持 万葉集 巻19-4216

イメージ
世間の 常なきことは 知るらむを 心尽くすな 大夫にして 世間之 ヨノナカノ 无常事者 ツネナキコトハ 知良牟乎 シルラムヲ 情盡莫 ココロツクスナ 大夫尓之氐 マスラヲニシテ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

春雨はいたくな降りそ桜花 作者未詳歌 万葉集 巻10-1870

イメージ
春雨は いたくな降りそ 桜花 いまだ見なくに 散らまく惜しも 春雨者 ハルサメハ 甚勿零 イタクナフリソ 櫻花 サクラバナ 未見尓 イマダミナクニ 散巻惜裳 チラマクヲシモ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

恋しけば形見にせむと我がやどに 山部赤人 万葉集 巻8-1471

イメージ
恋しけば 形見にせむと 我がやどに 植ゑし藤波 今咲きにけり 戀之家婆 コヒシケバ 形見尓将為跡 カタミニセムト 吾屋戸尓 ワガヤドニ 殖之藤浪 ウヱシフヂナミ 今開尓家里 イマサキニケリ 山部赤人 ヤマベノアカヒト

御民我れ生ける験あり天地の 海犬養岡麻呂 万葉集 巻6-996

イメージ
御民我れ 生ける験あり 天地の 栄ゆる時に あへらく思へば 御民吾 ミタミワレ 生有驗在 イケルシルシアリ 天地之 アメツチノ 榮時尓 サカユルトキニ 相樂念者 アヘラクオモヘバ 海犬養岡麻呂 アマノイヌカイノオカマロ

春なればうべも咲きたる梅の花 板持安麻呂 万葉集 巻5-831

イメージ
春なれば うべも咲きたる 梅の花 君を思ふと 夜寐も寝なくに 波流奈例婆 ハルナレバ 宇倍母佐枳多流 ウベモサキタル 烏梅能波奈 ウメノハナ 岐美乎於母布得 キミヲオモフト 用伊母祢奈久尓 ヨイモネナクニ 板持安麻呂 イタモチノヤスマロ