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通るべく雨はな降りそ我妹子が 作者未詳歌 万葉集 巻7-1091

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通るべく 雨はな降りそ 我妹子が 形見の衣 我れ下に着り 可融 トホルベク 雨者莫零 アメハナフリソ 吾妹子之 ワギモコガ 形見之服 カタミノコロモ 吾下尓著有 アレシタニケリ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

人言は夏野の草の繁くとも 作者未詳歌 万葉集 巻10-1983

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人言は 夏野の草の 繁くとも 妹と我れとし 携はり寝ば 人言者 ヒトゴトハ 夏野乃草之 ナツノノクサノ 繁友 シゲクトモ 妹与吾師 イモトアレトシ 携宿者 タヅサハリネバ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

八千種に草木を植ゑて時ごとに 大伴家持 万葉集 巻20-4314

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八千種に 草木を植ゑて 時ごとに 咲かむ花をし 見つつ偲はな 八千種尓 ヤチクサニ 久佐奇乎宇恵弖 クサキヲウヱテ 等伎其等尓 トキゴトニ 佐加牟波奈乎之 サカムハナヲシ 見都追思努波奈 ミツツシノハナ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

世間の常なきことは知るらむを 大伴家持 万葉集 巻19-4216

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世間の 常なきことは 知るらむを 心尽くすな 大夫にして 世間之 ヨノナカノ 无常事者 ツネナキコトハ 知良牟乎 シルラムヲ 情盡莫 ココロツクスナ 大夫尓之氐 マスラヲニシテ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

春雨はいたくな降りそ桜花 作者未詳歌 万葉集 巻10-1870

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春雨は いたくな降りそ 桜花 いまだ見なくに 散らまく惜しも 春雨者 ハルサメハ 甚勿零 イタクナフリソ 櫻花 サクラバナ 未見尓 イマダミナクニ 散巻惜裳 チラマクヲシモ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

恋しけば形見にせむと我がやどに 山部赤人 万葉集 巻8-1471

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恋しけば 形見にせむと 我がやどに 植ゑし藤波 今咲きにけり 戀之家婆 コヒシケバ 形見尓将為跡 カタミニセムト 吾屋戸尓 ワガヤドニ 殖之藤浪 ウヱシフヂナミ 今開尓家里 イマサキニケリ 山部赤人 ヤマベノアカヒト

御民我れ生ける験あり天地の 海犬養岡麻呂 万葉集 巻6-996

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御民我れ 生ける験あり 天地の 栄ゆる時に あへらく思へば 御民吾 ミタミワレ 生有驗在 イケルシルシアリ 天地之 アメツチノ 榮時尓 サカユルトキニ 相樂念者 アヘラクオモヘバ 海犬養岡麻呂 アマノイヌカイノオカマロ

春なればうべも咲きたる梅の花 板持安麻呂 万葉集 巻5-831

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春なれば うべも咲きたる 梅の花 君を思ふと 夜寐も寝なくに 波流奈例婆 ハルナレバ 宇倍母佐枳多流 ウベモサキタル 烏梅能波奈 ウメノハナ 岐美乎於母布得 キミヲオモフト 用伊母祢奈久尓 ヨイモネナクニ 板持安麻呂 イタモチノヤスマロ

残りたる雪に交れる梅の花 作者未詳歌 万葉集 巻5-849

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残りたる 雪に交れる 梅の花 早くな散りそ 雪は消ぬとも 能許利多留 ノコリタル 由棄仁末自例留 ユキニマジレル 宇梅能半奈 ウメノハナ 半也久奈知利曽 ハヤクナチリソ 由吉波氣奴等勿 ユキハケヌトモ 作者未詳歌 サクシャミショウカ