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真木の上に降り置ける雪のしくしくも 他田廣津娘子 万葉集 巻8-1659

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真木の上に 降り置ける雪の しくしくも 思ほゆるかも さ夜問へ我が背 真木乃於尓 マキノウヘニ 零置有雪乃 フリオケルユキノ 敷布毛 シクシクモ 所念可聞 オモホユルカモ 佐夜問吾背 サヨトヘワガセ 他田廣津娘子 オサダノヒロツノオトメ

伊香山野辺に咲きたる萩見れば 笠金村 万葉集 巻8-1533

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伊香山 野辺に咲きたる 萩見れば 君が家なる 尾花し思ほゆ 伊香山 イカゴヤマ 野邊尓開有 ノヘニサキタル 芽子見者 ハギミレバ 公之家有 キミガイヘナル 尾花之所念 ヲバナシオモホユ 笠金村 カサノカナムラ

雁がねの寒く鳴きしゆ水茎の 作者未詳歌 万葉集 巻10-2208

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雁がねの 寒く鳴きしゆ 水茎の 岡の葛葉は 色づきにけり 鴈鳴之 カリガネノ 寒鳴従 サムクナキシユ 水茎之 ミヅクキノ 岡乃葛葉者 ヲカノクズハハ 色付尓来 イロヅキニケリ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

妹が紐解くと結びて龍田山 作者未詳歌 万葉集 巻10-2211

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妹が紐 解くと結びて 龍田山 今こそもみち そめてありけれ 妹之紐 イモガヒモ 解登結而 トクトムスビテ 立田山 タツタヤマ 今許曽黄葉 イマコソモミチ 始而有家礼 ソメテアリケレ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

秋風の寒きこのころ下に着む 大伴家持 万葉集 巻8-1626

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秋風の 寒きこのころ 下に着む 妹が形見と かつも偲はむ 秋風之 アキカゼノ 寒比日 サムキコノコロ 下尓将服 シタニキム 妹之形見跡 イモガカタミト 可都毛思努播武 カツモシノハム 大伴家持 オオトモノヤカモチ

秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし 大伴家持 万葉集 巻3-464

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秋さらば 見つつ偲へと 妹が植ゑし やどのなでしこ 咲きにけるかも 秋去者 アキサラバ 見乍思跡 ミツツシノヘト 妹之殖之 イモガウヱシ 屋前乃石竹 ヤドノナデシコ 開家流香聞 サキニケルカモ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

秋の野に咲きたる花を指折り 山上憶良 万葉集 巻8-1537

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秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花 秋野尓 アキノノニ 咲有花乎 サキタルハナヲ 指折 オヨビヲリ 可伎數者 カキカゾフレバ 七種花 ナナクサノハナ 山上憶良 ヤマノウエノオクラ

臥いまろび恋ひは死ぬともいちしろく 作者未詳歌 万葉集 巻10-2274

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臥いまろび 恋ひは死ぬとも いちしろく 色には出でじ 朝顔の花 展轉 コイマロビ 戀者死友 コヒハシヌトモ 灼然 イチシロク 色庭不出 イロニハイデジ 朝容皃之花 アサガホノハナ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

初秋風涼しき夕解かむとぞ 大伴家持 万葉集 巻20-4306

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初秋風 涼しき夕 解かむとぞ 紐は結びし 妹に逢はむため 波都秋風 ハツアキカゼ 須受之伎由布弊 スズシキユフヘ 等香武等曽 トカムトゾ 比毛波牟須妣之 ヒモハムスビシ 伊母尓安波牟多米 イモニアハムタメ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

あしひきの山鳥の尾の一峰越え 作者未詳歌 万葉集 巻11-2694

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あしひきの 山鳥の尾の 一峰越え 一目見し子に 恋ふべきものか 足日木之 アシヒキノ 山鳥尾乃 ヤマドリノヲノ 一峰越 ヒトヲコエ 一目見之兒尓 ヒトメミシコニ 應戀鬼香 コフベキモノカ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

うつつには逢ふよしもなしぬばたまの 大伴旅人 万葉集 巻5-807

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うつつには 逢ふよしもなし ぬばたまの 夜の夢にを 継ぎて見えこそ 宇豆都仁波 ウツツニハ 安布余志勿奈子 アフヨシモナシ 奴婆多麻能 ヌバタマノ 用流能伊昧仁越 ヨルノイメニヲ 都伎提美延許曽 ツギテミエコソ 大伴旅人 オオトモノタビト

このころの朝明に聞けばあしひきの 大伴家持 万葉集 巻8-1603

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このころの 朝明に聞けば あしひきの 山呼び響め さを鹿鳴くも 頃者之 コノコロノ 朝開尓聞者 アサケニキケバ 足日木篦 アシヒキノ 山呼令響 ヤマヨビトヨメ 狭尾壮鹿鳴哭 サヲシカナクモ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

石上降るとも雨につつまめや 大伴像見 万葉集 巻4-664

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石上 降るとも雨に つつまめや 妹に逢はむと 言ひてしものを 石上 イソノカミ 零十方雨二 フルトモアメニ 将關哉 ツツマメヤ 妹似相武登 イモニアハムト 言義之鬼尾 イヒテシモノヲ 大伴像見 オオトモノカタミ

紫のにほへる妹を憎くあらば 大海人皇子 万葉集 巻1-21

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紫の にほへる妹を 憎くあらば 人妻故に 我れ恋ひめやも 紫草能 ムラサキノ 尓保敝類妹乎 ニホヘルイモヲ 尓苦久有者 ニククアラバ 人嬬故尓 ヒトヅマユヱニ 吾戀目八方 ワレコヒメヤモ 大海人皇子 オオアマノミコ

山吹の咲きたる野辺のつほすみれ 高田女王 万葉集 巻8-1444

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山吹の 咲きたる野辺の つほすみれ この春の雨に 盛りなりけり 山振之 ヤマブキノ 咲有野邊乃 サキタルノヘノ 都保須美礼 ツホスミレ 此春之雨尓 コノハルノアメニ 盛奈里鶏利 サカリナリケリ 高田女王 タカダノジョオウ

かきつばた衣に摺り付け大夫の 大伴家持 万葉集 巻17-3921

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かきつばた 衣に摺り付け 大夫の 着襲ひ猟する 月は来にけり 加吉都播多 カキツバタ 衣尓須里都氣 キヌニスリツケ 麻須良雄乃 マスラヲノ 服曽比猟須流 キソヒカリスル 月者伎尓家里 ツキハキニケリ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

伊香保ろのやさかのゐでに立つ虹の 作者未詳歌 万葉集 巻14-3414

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伊香保ろの やさかのゐでに 立つ虹の 現はろまでも さ寝をさ寝てば 伊香保呂能 イカホロノ 夜左可能為提尓 ヤサカノヰデニ 多都努自能 タツノジノ 安良波路萬代母 アラハロマデモ 佐祢乎佐祢弖婆 サネヲサネテバ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

あしひきの山のしづくに妹待つと 大津皇子 万葉集 巻2-107

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あしひきの 山のしづくに 妹待つと 我れ立ち濡れぬ 山のしづくに 足日木乃 アシヒキノ 山之四付二 ヤマノシヅクニ 妹待跡 イモマツト 吾立所沾 ワレタチヌレヌ 山之四附二 ヤマノシヅクニ 大津皇子 オオツノミコ

春日野に粟蒔けりせば鹿待ちに 佐伯赤麻呂 万葉集 巻3-405

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春日野に 粟蒔けりせば 鹿待ちに 継ぎて行かましを 社し恨めし 春日野尓 カスガノニ 粟種有世伐 アハマケリセバ 待鹿尓 シシマチニ 継而行益乎 ツギテユカマシヲ 社師怨焉 ヤシロシウラメシ 佐伯赤麻呂 サヘキノアカマロ

春の野にすみれ摘みにと来し我れぞ 山部赤人 万葉集 巻8-1424

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春の野に すみれ摘みにと 来し我れぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける 春野尓 ハルノノニ 須美礼採尓等 スミレツミニト 来師吾曽 コシワレゾ 野乎奈都可之美 ノヲナツカシミ 一夜宿二来 ヒトヨネニケル 山部赤人 ヤマベノアカヒト

冬こもり春さり来ればあしひきの 作者未詳歌 万葉集 巻10-1824

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冬こもり 春さり来れば あしひきの 山にも野にも 鴬鳴くも 冬隠 フユコモリ 春去来之 ハルサリクレバ 足比木乃 アシヒキノ 山二文野二文 ヤマニモノニモ 鴬鳴裳 ウグヒスナクモ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

山の際に鴬鳴きてうち靡く 作者未詳歌 万葉集 巻10-1837

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山の際に 鴬鳴きて うち靡く 春と思へど 雪降りしきぬ 山際尓 ヤマノマニ 鴬喧而 ウグヒスナキテ 打靡 ウチナビク 春跡雖念 ハルトオモヘド 雪落布沼 ユキフリシキヌ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

住吉に行くといふ道に昨日見し 作者未詳歌 万葉集 巻7-1149

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住吉に 行くといふ道に 昨日見し 恋忘れ貝 言にしありけり 住吉尓 スミノエニ 徃云道尓 ユクトイフミチニ 昨日見之 キノフミシ 戀忘貝 コヒワスレガヒ 事二四有家里 コトニシアリケリ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

熟田津に船乗りせむと月待てば 額田王 万葉集 巻1-8

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熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな 熟田津尓 ニギタツニ 船乗世武登 フナノリセムト 月待者 ツキマテバ 潮毛可奈比沼 シホモカナヒヌ 今者許藝乞菜 イマハコギイデナ 額田王 ヌカタノオオキミ

夏山の木末の茂に霍公鳥 大伴家持 万葉集 巻8-1494

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夏山の 木末の茂に 霍公鳥 鳴き響むなる 声の遥けさ 夏山之 ナツヤマノ 木末乃繁尓 コヌレノシゲニ 霍公鳥 ホトトギス 鳴響奈流 ナキトヨムナル 聲之遥佐 コヱノハルケサ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

あしひきの山下ひかげかづらける 大伴家持 万葉集 巻19-4278

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あしひきの 山下ひかげ かづらける 上にやさらに 梅をしのはむ 足日木乃 アシヒキノ 夜麻之多日影 ヤマシタヒカゲ 可豆良家流 カヅラケル 宇倍尓也左良尓 ウヘニヤサラニ 梅乎之努波牟 ウメヲシノハム 大伴家持 オオトモノヤカモチ

橘の寺の長屋に我が率寝し 作者未詳歌 万葉集 巻16-3822

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橘の 寺の長屋に 我が率寝し 童女放髪は 髪上げつらむか 橘 タチバナノ 寺之長屋尓 テラノナガヤニ 吾率宿之 ワガヰネシ 童女波奈理波 ウナヰハナリハ 髪上都良武可 カミアゲツラムカ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

新しき年の初めの初春の 大伴家持 万葉集 巻20-4516

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新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 新 アラタシキ 年乃始乃 トシノハジメノ 波都波流能 ハツハルノ 家布敷流由伎能 ケフフルユキノ 伊夜之家餘其騰 イヤシケヨゴト 大伴家持 オオトモノヤカモチ