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ひさかたの天の香具山この夕べ 柿本人麻呂 万葉集 巻10-1812

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ひさかたの 天の香具山 この夕べ 霞たなびく 春立つらしも 久方之 ヒサカタノ 天芳山 アマノカグヤマ 此夕 コノユフベ 霞霏霺 カスミタナビク 春立下 ハルタツラシモ 柿本人麻呂 カキノモトノヒトマロ

妹が家に伊久里の杜の藤の花 玄勝 万葉集 巻17-3952

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妹が家に 伊久里の杜の 藤の花 今来む春も 常かくし見む 伊毛我伊敝尓 イモガイヘニ 伊久里能母里乃 イクリノモリノ 藤花 フヂノハナ 伊麻許牟春母 イマコムハルモ 都祢加久之見牟 ツネカクシミム 玄勝 ゲンショウ

生ける者遂にも死ぬるものにあれば 大伴旅人 万葉集 巻3-349

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生ける者 遂にも死ぬる ものにあれば この世なる間は 楽しくをあらな 生者 イケルモノ 遂毛死 ツヒニモシヌル 物尓有者 モノニアレバ 今生在間者 コノヨナルマハ 樂乎有名 タノシクヲアラナ 大伴旅人 オオトモノタビト

時は今は春になりぬとみ雪降る 中臣朝臣武良自 万葉集 巻8-1439

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時は今は 春になりぬと み雪降る 遠山の辺に 霞たなびく 時者今者 トキハイマハ 春尓成跡 ハルニナリヌト 三雪零 ミユキフル 遠山邊尓 トホヤマノヘニ 霞多奈婢久 カスミタナビク 中臣朝臣武良自 ナカトミノアソンムラジ

世間を憂しとやさしと思へども 山上憶良 万葉集 巻5-893

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世間を 憂しとやさしと 思へども 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば 世間乎 ヨノナカヲ 宇之等夜佐之等 ウシトヤサシト 於母倍杼母 オモヘドモ 飛立可祢都 トビタチカネツ 鳥尓之安良祢婆 トリニシアラネバ 山上憶良 ヤマノウヘノオクラ

桜花今ぞ盛りと人は言へど 大伴池主 万葉集 巻18-4074

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桜花 今ぞ盛りと 人は言へど 我れは寂しも 君としあらねば 櫻花 サクラバナ 今曽盛等 イマゾサカリト 雖人云 ヒトハイヘド 我佐不之毛 ワレハサブシモ 支美止之不在者 キミトシアラネバ 大伴池主 オオトモノイケヌシ

石走る垂水の上の早蕨の 志貴皇子 万葉集 巻8-1418

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石走る 垂水の上の 早蕨の 萌え出づる春に 成りにけるかも 石激 イハバシル 垂見之上乃 タルミノウヘノ 左和良妣乃 サワラビノ 毛要出春尓 モエイヅルハルニ 成来鴨 ナリニケルカモ 志貴皇子 シキノミコ