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桜花今盛りなり 大伴家持 万葉集 巻20-4361

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桜花 今盛りなり 難波の海 押し照る宮に 聞こしめすなへ 櫻花 サクラバナ 伊麻佐可里奈里 イマサカリナリ 難波乃海 ナニハノウミ 於之弖流宮尓 オシテルミヤニ 伎許之賣須奈倍 キコシメスナヘ 大伴家持 オオトモノヤカモチ

梅の花咲きて散りなば桜花 藥師張氏福子 万葉集 巻5-829

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梅の花 咲きて散りなば 桜花 継ぎて咲くべく なりにてあらずや 烏梅能波奈 ウメノハナ 佐企弖知理奈波 サキテチリナバ 佐久良婆那 サクラバナ 都伎弖佐久倍久 ツギテサクベク 奈利尓弖阿良受也 ナリニテアラズヤ 藥師張氏福子 クスシチョウシノフクシ

正月立ち春の来らばかくしこそ 大弐紀卿 万葉集 巻5-815

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正月立ち 春の来らば かくしこそ 梅を招きつつ 楽しき終へめ 武都紀多知 ムツキタチ 波流能吉多良婆 ハルノキタラバ 可久斯許曽 カクシコソ 烏梅乎乎岐都々 ウメヲヲキツツ 多努之岐乎倍米 タノシキヲヘメ 大弐紀卿 ダイニキノマエツキミ

酒杯に梅の花浮かべ思ふどち 大伴坂上郎女 万葉集 巻8-1656

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酒杯に 梅の花浮かべ 思ふどち 飲みての後は 散りぬともよし 酒杯尓 サカヅキニ 梅花浮 ウメノハナウカベ 念共 オモフドチ 飲而後者 ノミテノノチハ 落去登母与之 チリヌトモヨシ 大伴坂上郎女 オオトモノサカノウエノイラツメ

梅の花今盛りなり思ふどち 筑後守葛井丈夫 万葉集 巻5-820

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梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり 烏梅能波奈 ウメノハナ 伊麻佐可利奈理 イマサカリナリ 意母布度知 オモフドチ 加射之尓斯弖奈 カザシニシテナ 伊麻佐可利奈理 イマサカリナリ 筑後守葛井丈夫 ツクシノミチノシリノカミフヂヰノダイブ

川上のつらつら椿つらつらに 春日蔵首老 万葉集 巻1-56

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川上の つらつら椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は 河上乃 カハカミノ 列々椿 ツラツラツバキ 都良々々尓 ツラツラニ 雖見安可受 ミレドモアカズ 巨勢能春野者 コセノハルノハ 春日蔵首老 カスガノクラビトオユ

妹が家に咲きたる梅のいつもいつも 藤原八束 万葉集 巻3-398

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妹が家に 咲きたる梅の いつもいつも なりなむ時に 事は定めむ 妹家尓 イモガイヘニ 開有梅之 サキタルウメノ 何時毛々々々 イツモイツモ 将成時尓 ナリナムトキニ 事者将定 コトハサダメム 藤原八束 フジハラノヤツカ