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あをによし奈良の都にたなびける 作者未詳歌 万葉集 巻15-3602

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あをによし 奈良の都に たなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも 安乎尓余志 アヲニヨシ 奈良能美夜古尓 ナラノミヤコニ 多奈妣家流 タナビケル 安麻能之良久毛 アマノシラクモ 見礼杼安可奴加毛 ミレドアカヌカモ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

宵に逢ひて朝面なみ名張野の 縁達帥 万葉集 巻8-1536

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宵に逢ひて 朝面なみ 名張野の 萩は散りにき 黄葉早継げ 暮相而 ヨヒニアヒテ 朝面羞 アシタオモナミ 隠野乃 ナバリノノ 芽子者散去寸 ハギハチリニキ 黄葉早續也 モミチハヤツゲ 縁達帥 エンタヂシ

朝顔は朝露負ひて咲くといへど 作者未詳歌 万葉集 巻10-2104

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朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけれ 朝杲 アサガホハ 朝露負 アサツユオヒテ 咲雖云 サクトイヘド 暮陰社 ユフカゲニコソ 咲益家礼 サキマサリケレ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

ありつつも君をば待たむうち靡く 磐姫皇后 万葉集 巻2-87

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ありつつも 君をば待たむ うち靡く 我が黒髪に 霜の置くまでに 在管裳 アリツツモ 君乎者将待 キミヲバマタム 打靡 ウチナビク 吾黒髪尓 ワガクロカミニ 霜乃置萬代日 シモノオクマデニ 磐姫皇后 イハノヒメノオホキサキ

玉藻刈る処女を過ぎて夏草の 作者未詳歌 万葉集 巻15-3606

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玉藻刈る 処女を過ぎて 夏草の 野島が崎に 廬りす我れは 多麻藻可流 タマモカル 乎等女乎須疑弖 ヲトメヲスギテ 奈都久佐能 ナツクサノ 野嶋我左吉尓 ノシマガサキニ 伊保里須和礼波 イホリスワレハ 作者未詳歌 サクシャミショウカ

島隠り我が漕ぎ来れば羨しかも 山部赤人 万葉集 巻6-944

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島隠り 我が漕ぎ来れば 羨しかも 大和へ上る 真熊野の船 嶋隠 シマガクリ 吾榜来者 ワガコギクレバ 乏毳 トモシカモ 倭邊上 ヤマトヘノボル 真熊野之船 マクマノノフネ 山部赤人 ヤマベノアカヒト