真木の上に降り置ける雪のしくしくも 他田廣津娘子 万葉集 巻8-1659

真木の上に

降り置ける雪の

しくしくも

思ほゆるかも

さ夜問へ我が背


真木乃於尓
マキノウヘニ

零置有雪乃
フリオケルユキノ

敷布毛
シクシクモ

所念可聞
オモホユルカモ

佐夜問吾背
サヨトヘワガセ


他田廣津娘子
オサダノヒロツノオトメ

一本の木がある雪景色