夏野行く牡鹿の角の束の間も 柿本人麻呂 万葉集 巻4-502

夏野行く

牡鹿の角の

束の間も

妹が心を

忘れて思へや


夏野去
ナツノユク

小壮鹿之角乃
ヲシカノツノノ

束間毛
ツカノマモ

妹之心乎
イモガココロヲ

忘而念哉
ワスレテオモヘヤ

柿本人麻呂
カキノモトノヒトマロ

三社図